DX推進方針
1. 経営ビジョンとDXの方向性
エマルシア株式会社は、「製造業の目線でITをやる」という信念のもと、中小企業の現場にデジタル技術を定着させることを事業の核とします。
データとデジタル技術の活用により、現場の暗黙知を可視化し、「今いる人の個性を活かす仕組み」を作ることで、中小企業が大企業に真似できない独自の強みを持続的に発揮できる状態を目指します。
2. DX戦略
エマルシアは、自社サービス提供とその基盤となる自社内DXを両輪で推進します。
顧客向けDX支援
Find(課題整理)→ Brew(設計)→ Build(開発)→ Grow(定着)の4フェーズで中小企業の業務システムを設計・開発・運用支援します。AIを活用した課題構造化、Firebase/Next.jsによるオリジナル開発、現場定着まで伴走するモデルで価値提供します。
自社内DX
営業活動においてAIエージェント(EmulsiaBeacon)を活用し、ターゲット企業のリサーチ・アプローチ戦略の立案を自動化します。経営判断・提案設計においてもAIを活用し、少人数でも高品質なサービス提供を実現する体制を構築します。
3. 推進体制と人材
体制
DX推進は、代表取締役(奥谷隼人)を実務執行総括責任者とし、その主導のもとで推進します。代表取締役が経営判断・予算配分・契約に関する決裁権限を有し、DX投資およびリソース配分を決定します。
実行体制は、Find(課題整理)→ Brew(設計)→ Build(開発)→ Grow(定着)の各フェーズに役割を明確化して配置します。
- 総括責任者(代表取締役):DX戦略の策定・最終意思決定・方向づけ、予算配分、各フェーズの統括、および人材育成の主導
- コンサルティング担当:Find(課題整理)・Brew(設計)・Grow(定着支援)の実行責任。あわせてBuild(開発)の一部を担当
- エンジニアリング担当:Build(開発)のうち、高度・専門性の高い開発の実行責任
報告ラインは、各フェーズ担当から代表取締役へ集約する単線構造とし、案件単位の進捗・課題を代表取締役が一元的に把握・判断します。運営は月次レビューを基本サイクルとし、自社オペレーション指標および自社内DX(EmulsiaBeacon)の活用状況をレビューのうえ、課題抽出・改善策の決定・次月への反映(Plan-Do-Check-Action)を代表取締役主導で回します。
人材育成・確保
当社は、特定の個人に依存せず、人材を継続的に育成できる仕組みそのものを競争力と位置づけます。ITに適性を持つ人材を起点として、課題整理・設計を担うコンサルティング業務、さらに開発業務までを一貫して遂行できる人材へと育成する、再現可能な育成プロセスを確立しています。
この方針は、当社における育成実績に基づきます。代表取締役の主導のもと、非エンジニア出身でITに適性を持つ人材を、顧客の課題整理・設計から開発までを担える人材へと育成した実績があり、この育成プロセスを標準化し横展開することで、人材を確保します。
求める人材像と必須スキル
- DXコンサルティング人材:顧客業務の課題を構造化し、システム要件へ翻訳する能力。業務ヒアリング・業務分析・要件定義のスキル
- 開発人材:Firebase / Next.jsを用いたクラウドネイティブ開発スキル。AI・LLMを活用した開発生産性向上の能力
- 全メンバー共通:現場業務への理解と、デジタル技術を現場に定着させる視点
育成・確保の方策
- ITに適性を持つ人材を起点に、代表取締役の指導のもと、課題整理・設計・開発のスキルを段階的に習得させ、「開発のできるコンサルタント」へ育成する
- AIツール・LLMを活用した開発・業務効率化スキルの習得を、実案件を通じて継続的に実施する
- 月次レビューの場で各メンバーの習得状況・担当領域の課題を確認し、次の重点習得テーマを設定する(頻度:月次。評価:担当フェーズの遂行状況および指標達成度による)
- 高度・専門性の高い開発はエンジニアリング担当が担い、育成中の人材は実案件のなかで段階的に開発範囲を広げる
- 外部パートナーとの協業により、自社で内製しない専門領域を補完する
- 採用においては、現場経験を持つ人材を優先的に確保する
4. ITシステム環境整備
- Firebase(Cloud Firestore / Cloud Functions / Hosting)を基盤インフラとして採用
- Next.jsによるフロントエンド開発を標準化し、顧客ごとにオリジナル開発
- Google Workspace を社内コラボレーション基盤として活用
- AIエージェント(EmulsiaBeacon)を自社営業基盤として運用・改善継続
- GitHub によるソースコード管理・CI/CDパイプラインの整備
5. DX推進指標(KPI)
自社オペレーション
- 初回ヒアリングからプロトタイプ提示までのリードタイム:4週間以内
- Growフェーズ移行後の契約継続率:90%以上
AIエージェント活用(EmulsiaBeacon)
- 営業リサーチ工数:1社あたり従来比80%削減
- ターゲット企業スコアリング精度:月次レビューにより継続改善
マーケティング(計測開始:2026年4月)
- WebサイトからのDX支援問い合わせ数:月3件(初期目標)
6. サイバーセキュリティ対策
SECURITY ACTION 二つ星宣言事業者(2026年4月)として、情報セキュリティ基本方針を策定・公開しています。
7. 経営者メッセージ
「エマルシアは、現場の常識をIT業界に持ち込む会社です。価値が下がれば切られる。だから毎日改善し続ける。顧客は契約ではなく、価値で選び続けてくれる。デジタル技術はその価値を作るための手段であり、定着してはじめて意味を持つ。」
エマルシア株式会社 代表取締役 奥谷 隼人
2026年4月